
清香園では「盆栽の未来が生まれる場所」というスローガンの下、盆栽の魅力をお伝えする普及活動を続けてゆきたいと考えております。 地域の子供たちへ。盆栽に初めて触れる全ての方へ。 日本の伝統園芸である盆栽の魅力をお伝えし、文化育成を通じて、微力ではありますが社会貢献活動を続けてまいります。
植竹小園内学習授業
植竹小5年生創作授業
五代目山田香織が2006年から取り組んでいる地元小学校での盆栽授業。 学区に盆栽町のあるさいたま市立植竹小学校を中心として、高学年での総合学習にて盆栽創作が取り入れられる授業はボランティア団体「ぼんさい遊々」の活動にささえられながら、子供たちが開催を楽しみにする機会へと成長しました。日本文化を理解する国際人としての素養を磨くこの取組みは、現在さいたま市のモデル校として 埼玉県知事からも表彰を受け、多くの教育メディアに注目されています。
盆栽は園芸の文化であり、歴史ある日本文化でもあります。日本文化学科、園芸学科、造園学科、美術系学科 デザイン系学科等、学ぶ意欲をお持ちの学生さんへ盆栽の魅力をお伝えしています。植物であり、美術品であり、歴史があり、創造がある。時代を切り拓いていく若者へ、盆栽のエッセンスを託し、客観的な視点で盆栽を見る彼らの眼差しからお伝えする側の責任を学びます。これからも学生の皆様からの刺激をいただきながら、私共も精進してまいりたいと考えています。
地域が主催されるイベントや学会での講演、園芸関連の勉強会等、様々な場で盆栽の魅力をお伝えしています。盆栽にはあまり関心がなかったけれど話を聞いて興味を持った、自分も盆栽を始めてみたいと思った、幼いころに祖父母が育てていた光景を懐かしく思い出した、と聴講されたお客様からいただくお声こそが原動力です。 盆栽と聞くと、どこか縁遠く敷居が高いものかもしれません。 「継続は力なり」という言葉を信じて、これからも盆栽普及活動を続けてまいります。